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2014年08月14日

特派員日記その4

8月10日(日)
今日は、京都国際子ども映画祭20周年記念の4日間の映画祭の最終日となりました。
最終日となると、子どもスタッフも気合が入ってきます。
昨日来れなかったスタッフも今日は来れたので、人数も増えて、さらに活気づいてきました。
子どもスタッフのリーダーは来ていましたが、副リーダーは電車に乗れずに来れませんでした。
副リーダーと仲良しな男の子2人は、「副リーダーはここにいる」と言って見えない副リーダーと一緒に写真を撮りました。

特派員日記その4

その仲良しな3人組の男の子のうちの一人の子が「リーダーや副リーダーのあり方」など、とてもタメになる話を沢山話してくれました。
私は一生懸命メモって、一生懸命話を聞きました。
子どもスタッフの子に沢山、色んな事を教えてもらい、本当にすごいな、と感心しました。
でも、今日は子ども審査員の子達も頑張っていました。
今日は最終日なので、長編映画と短編映画のグランプリ作品をそれぞれ決めなければいけません。

特派員日記その4

子ども審査員の子達は朝から集まって、グランプリ作品をどれに決めるか話し合っていました。
白熱した討論が繰り広げられ、中には「観客賞」や「グランプリ」という呼び方が気に入らない。1位、2位、3位がいい!!!!!
と言う子もいたそうで、決めるのに時間がかかったそうです。
でも、私は、こうやって、皆が妥協せずに自分の意見を言い続けることが出来るのはとても素晴らしいことだと思います。
子ども審査員の皆さんを見習って、沖縄のスタッフも自分の意見を言うことが出来たらいいなと思います。

また、子ども審査員の皆は審査員ノートというノートを利用して、映画の内容などを思い出していました。
審査員ノートは見た映画の感想を書くスペースがあり、自分が思ったことを後で見返すことが出来るので、自分の意見を、より深めることが出来、とても便利だと思います。
沖縄でも、このようなノートを作って、活用していきたいと思います。
またまた、良いアイディアをもらいました。

また、今日は、「僕はもうすぐ十一歳になる。」という長編映画の監督さんと子役の2人のトークショーが行われました。

特派員日記その4

この時は、お客さんがとても積極的に質問していたので、会場も盛り上がっていました。
この映画の監督の神保監督は長編映画を作ったのは初めてだ、と言っていたので、とてもびっくりしました。初の長編映画なのに、こんなに注目を集めて、映画祭に出れるなんて、本当にすごいな、と思いました。

また、別館では、京都国際子ども映画祭の「20年の歩み」と題した、20年間の写真や資料のパネル展が行われ、お客さんもじっくりと見ていました。

特派員日記その4



特派員日記その4


その別館で、ついに、子ども審査員からの短編・長編映画のグランプリ作品が発表されました。
特派員日記その4
結果は、短編映画のグランプリが「ダムキーパー」で、長編映画のグランプリは「地平線のキックオフ」でした。
また、今年の観客賞は、「僕はもうすぐ十一歳になる。」と2票差で「砦島の思い出」になりました。
オーバーボイスの効果があったりもしたのかな、と思いました。
入賞作品の監督さんには賞品が贈られるそうです。
審査員がなぜこの作品を選んだのか、その理由を発表していました。

特派員日記その4

短編映画では、審査員のほぼ全員の子が「ダムキーパー」がグランプリ作品にふさわしい、と言っていました。
なぜほとんどの子が、この作品を選んだのか、その理由は、ぶたは始め、いじめられていて、全然笑顔を見せなかったが、きつねと友達になり、楽しそうに笑うようになった。このようなぶたの表情の変化が「友達は大切だ。」と教えてくれる。 友達の大切さを教えてくれる、とてもいい作品だ、というコメントがありました。
私は、子ども達はこの作品がどのようなことを伝えたいのか、ちゃんと考えて映画を見ているんだな、と感じました。
このようなことを考えて映画を見ると、映画の中の様々なことが学べると思います。
映画祭は、そのことが学べる良い機会になると思います。

その映画祭に実際に来ている人はどう感じているのかをインタビューしてみました。
インタビューしたのは30代の女性の方です。
この女性は親子3世代で映画祭に来ていました。映画祭に来るようになってから3年目で、京都に住んでいるそうです。
今日、上映された映画について聞くと、
「主人公と同じ年齢の子どもがいるので、映画を見て、どう思ったか、聞いてみたいです。」
と話していました。
インタビューをしてみて、思ったことは、映画は色んなことについて考えることが出来る、とても良い材料になる、ということです。
私たち、こども国際映画祭in沖縄<KIFFO>のスタッフ皆で、色んなことを、考え、学ぶことが出来るような映画祭を作っていきたいです。
今日は映画祭の最終日で、色んなことを学びました。
京都の皆さん、私たちに沢山のことを教えて下さり、ありがとうございました。
沖縄でも、教えて下さったことを参考に、良い映画祭を作っていきたいです。
この4日間、本当にお世話になりました。ありがとうございました。

特派員:宮城柚希



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